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医師のよくある退職理由と退職手続きのポイント

医師が退職する理由は、女性と男性では大きく異なります。核家族化が進んでいるものの、子育て支援が確立していない日本は、女性が仕事を続けにくい国と言えます。ではその他に医師が退職する原因はなんでしょうか?今回は、医師が退職する理由や退職手続きについてお話しします。

 

医師の退職における男女の違いとは?

日本医師会の報告によると、女性医師の活動率は、医学部を卒業してからすぐに減少して、その後35歳まで徐々に減少して約7割に達します。離職率が高い年齢は20歳代後半?30歳代で、その理由の大半は妊娠・出産・子育てです

 

産前・産後の休暇や育児休業が病院の規定にあっても、その規定通りに休めることはほとんどないという現状が透けて見えます。日本の女性医師にとって、「医療現場の第一線で働く」ことと「家庭を守る」という2つを両立することはとても難しく、結婚し、子供を産むという生き方が、医師としての生き方を大きく左右するのです。

 

復帰に関しても、専門の科や医局に属しているか否かなどで、復帰のしやすさは変わります。一般的に、皮膚科・眼科・小児科・産婦人科は女医が多いため、周囲の理解も得られやすく、非常勤といった形であっても復帰しやすいと言えます。

 

また、復帰するために就活をしても、子持ちの女医という条件で断られるケースが少なからずあります。しかし、医局に属している場合は、就職先を医局が提供してくれるため就活をしなくてもよいという利点があります。

 

一方、男性の場合は、基本的に仕事中心です。子育てのメインは妻が行うため、退職する理由は女性とは異なります。

 

では、次に妊娠・出産・子育て、あるいは定年退職以外で医師が退職する場合を見ていきましょう。

 

働く形態で異なる辞め方

医師が働く形態は主に、勤務医、非常勤、バイトがあります。さらに、勤務医は、医局に属する場合と属さない場合があります。

 

まず、勤務医で医局に属する場合ですが、一番多いのは、医局の人事異動で関連病院へ異動する場合です。一般的に、数年ごとに医局員は医局の関連病院を回るため、数年ごとに退職届を提出する必要があります。

 

医局に属さない医師の場合は、自分のスキルアップのために他の病院へ不定期に異動することが多いです。大学病院では、上司のサポートばかりで中々自分の手技が磨けないものの、まれな疾患や幅広い症例を見ることができます。しかし、外病院は症例数が少なく扱っている分野が限られるため、他の病院へ移らなければならないことが多々あります。

 

どちらのケースにも言えるのは、開業する場合です。ある程度勤務医として経験を積んだ医師が開業を希望する場合は、勤務病院を退職する必要があります。

 

近年、医局の弱体化や、女医が増加してきたことから、非常勤やバイトで医師を続ける人も増えてきました。趣味や家庭の事情で非常勤やバイトの形態を選択している人が多いので、近年はそういった事情での退職理由多くなっています。

 

それ以外の理由として…

医師も他の職業と同様、勤務態度が悪い、女性関係の問題、上司との折が合わない、業務成績が悪いといった理由で病院や科の上司から退職をせまられることもあります。

 

医局に属していない医師は、医師個人を守ってくれる盾がありません。問題を起こして退職する場合、医師の世界は非常に狭いのですぐに噂が広まってしまい、問題の内容によっては、他の就職先がなかなか見つからないことがあります。

 

その他に、優秀な医師はヘッドハンティングされることがあります。医師の業績、所属先や経験年数などは、今やインターネットや学会冊子で公開されているため、ヘッドハンティング会社はほとんどの医師の情報を握っているといって過言ではありません。

 

退職の手続きは?

退職の手続きは、就職先の病院と働く形態により若干異なります。

 

医局に属する医師の場合、自分が退職した後の引き継ぎの医師が必ずいるため、勤務先の病院を退職するために必要な書類を提出すればすぐに退職することができます。

 

しかし、医局に属さない医師の場合は、大学病院以外で働いていいます。外病院は、各科の雇用人数が少ないことが多く、一人辞めると業務が回らないことがあり、自分のポストの後継者が決まるまでは、辞められないことがあります。辞職を決めたらなるべく早めに科の上司や病院に伝えることが大切です。これは非常勤医師も同様です。

 

バイトに関しては、医局からの派遣、あるいは派遣会社からの派遣が主流ですが、仕事開始時に書類を提出するのみで、退職手続きは必要ありません。

 

まとめ

今回は、医師が退職する主な理由と、退職の手続きについてお伝えしました。

 

男女では主な退職理由が異なり、女性では、妊娠・出産・子育てで離職率が高くなります。また、働く形態によっても退職理由や退職までの過程が異なります。退職は、スキルアップの過程で避けては通れませんが、周囲になるべく迷惑をかけないようなるべく早めに退職する意思を伝えましょう

 

 

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