美容外科 医師 転職

美容外科の医師に転職したいと思ったら考えるべき5つのポイント。年収は高い?激務?

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日本では、2年間の初期研修を終えた後、専門科に従事することが一般的です。一度専門科を選ぶとなかなか違う科に変わること(転科)は難しいのですが、昔ほどその縛りがなくなってきたように思います。では、もし美容外科に転職するとすれば、どのようなメリットやデメリット、気をつけるべき点があるのでしょうか?

 

今回は、転職する時期、給料、働く形態の3点から、「美容外科への転科」について迫っていきます。

 

1 転職する時期は?

転職にベストな時期は?

医師免許を取得したあとは、2年間の初期研修を経て、専門科を選び数年間の後期研修、認定医という流れになります。では、どの時期に転職(転科)するのが一番適しているでしょうか?

 

答えとしては、本人が希望すれば「どの時期でも大丈夫」ですが、どの時期においても、転科したのちに数年の修行が必要であり、医師のキャリア形成としては、転科は非常に非効率的な一面があります。

 

転科が比較的キャリア形成に影響を及ぼさない時期は、専門科を選んだばかりの医師になってから3?5年目の後期研修期間です。再度、新しい科で後期研修を行う必要がありますが、まだ若いため数年の周り道が将来のキャリアに影響を及ぼすことはありません。

 

一方で、他の科で認定医をとるくらい経験を積んだ医師は、転科する科が限られます。例えば、転科した科が外科であればさらに数年?十年ほどの修行が必要となるため、現実的には難しいでしょう。

 

しかし、科の特徴が近いほど転職もしやすいと言えます。例えば、糖尿病内分泌科から総合診療科、整形外科からリハビリ科などです。最近では、特定の科からプライマリケア医(家庭医)になる人も増えてきました。

 

美容外科への転科は?

美容外科の場合は、外科という侵襲的な治療が必要となるため、どの科からの転科であっても、技術を身につけるまでの数年?数十年の修行期間が必要となります。その期間を十分に考慮した上で転職を考える必要があります。

 

形成外科や顔面の手術を行う頭頸部外科からの転職が、扱う部位が類似しているため一番スムーズかもしれません。

 

2 美容外科へ転職したら給料は変わる?

美容外科は自由診療の部分が大きいため、保険診療よりも効率良く稼ぐことが可能な分野です。手術が上手な医師は、手術をした分だけインセンティブが入るので、以前は勤務医であっても他の科と比べて高給与になることも多かったのですが、最近は美容外科医や美容外科クリニックの数が増加してきたため、勤務医の場合はそれほどの高給与が期待できない場合があります。特に研修中は、給料が安いため、転科する前よりも給与が落ちる可能性があります。

 

美容外科で開業した場合、アンチエイジングや美容整形手術など自由診療の治療が多いため、他の科と比較すると年収が高いのが特徴です。しかし、開業する場合は、一人で外来業務や手術が行える医療技術が必要となるため、開業するまでには最低でも10年以上の経験が必要です。

 

また、他の治療と異なり、正常な人を更に良くしなければならず、常に結果を求められるため、精神面と体力面でもタフさが必要です。さらに、医療訴訟が多い分野でもあり、そういったリスクを十分に考慮する必要があります。金銭的な理由のみで他の科から転科するのは、リスクが高いと言えます。

 

3 働く形態は?

先ほども少しお話ししましたが、勤務医(常勤、非常勤)あるいは開業医のどちらかが一般的です。

 

勤務医の場合は、大手の美容外科クリニックや医院、あるいは一部の美容外科を扱っている大学病院などで働きます。後期研修を行う病院は、幅広い症例があり、治療の第一線に関われる大病院で経験を積むと良いでしょう。特に、大学病院では形成外科と美容外科が一体となっていることが多いため、多種多様な疾患や治療に関わることができます

 

ある程度経験を積んだのち開業することも可能です。都心では、美容クリニックが乱立する時代となりましたが、地方では、美容外科の数は少ないため十分に需要がある分野です。

 

これらの他に、近年、派遣医師(フリーターの医師)が増加しており、美容外科や形成外科以外が専門でも、一般内科・外科や皮膚科の経験があればクリニックによっては非常勤医師や短期の派遣医師として採用することがあります。

 

例えば、シミとりレーザーやビタミン注射などの簡単な美容外科外来業務であれば、美容外科専門ではない医師でも可能です。派遣医師として働いている場合は雰囲気を掴むために美容外科クリニックで勤務してみてもよいかもしれません。

 

 

転職のポイントはキャリア形成・腕のいい医師の有無・マーケティング

 

美容外科に転職する場合に、まず考える必要があるのがキャリア形成。ひとことに美容外科といえど、美容皮膚科等ソフトな施術が中心の医院から、プチ整形から一般的な手術を行う医院、骨切りや大掛かりなリフト等も行う本格的な医院があります。美容外科として最初に選ぶ医院が、その後のキャリアに大きな影響を与える可能性もあり、自分がどの分野にフォーカスしたいのかを検討する必要があります。

 

また、2点目には腕のいい医師や評判の医師がいるかどうかが挙げられます。美容外科の患者は特殊で、どの医師やどの医院で修行を積んだ医師なのかを特段気にする傾向もあります。転職先の医師の腕前が自分の評判にも影響すると考えた方がいいでしょう。

 

医院によって方針が全く異なるのも美容外科の特色。大々的なマーケティングを行い、身近な印象で展開しているところから、高級思考でラグジュアリー層しか狙わない医院、宣伝ではなくほぼ口コミで運用している医院等があります。3点目のポイントは、転職先がどういったマーケティングを展開していて、その手法が自分に合っているのかを確認することです。

 

年収と雇用条件はもちろん必須

美容外科に限らずですが、年収と雇用条件の確認はもちろん必須です。美容外科未経験の場合はやはり、経験のある医師と比較すると安めの年収になる可能性がありますが、自分に固定の患者が付き始めた場合のインセンティブの有無や、勤続年数に応じた昇給の有無等を確認しましょう。ポイントの4つめは、最低限の年収の推移と最高額での年収の推移イメージを頭の中で描ける、ということです。

 

5点目の雇用条件は、祝日等の福利厚生。美容外科は基本的に明確な休診日が決まっているところが殆どで、夜勤もないため、一般的な医療機関と比較すると働きやすい環境を用意しているケースが多いですが、格安系の美容外科だと長時間にわたり複数のオペを詰め込まれたりと、精神的にかなり厳しい職場である可能性もあります。1ヶ月あたりの平均の対応患者数やオペ数も確認しておくとなおよし、です。

 

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美容外科は人気商売でもある。

 

基本的に自由診療が中心となる美容外科の世界において、患者は「より良さそうな医師」を探して彷徨っていることが多く、内科医のようにかかりつけとして長期にわたり面倒を見る、ということが比較的少ない科にあたります。他の科と比較しても、WEBやTVのCMを積極的に利用したりと、サービス業さながらの営業手法で医院を拡大しているところも少なくはありません。

 

美容外科に転職する場合は、そういった観点も必要になります。患者の心をつかむ接客や自分の売りを明確にして、高額な自由診療であっても全国から患者が集まるような訴求力を身につけなくてはならないのです。

 

 

開業を前提とした転職も可能

 

ただし、ある意味でそういった要素が売り上げに大きな影響を与える美容外科は、所属する医院を上手に使うことで、開業後の集客をいきなり増やすこともできます。

 

大手の美容外科などは、医師の個々の売りを詳細に伝えることで、様々な患者のニーズに適応しようとしていることも多く、個人として営業を頑張らなくても、ある程度医院側が患者を集めて来てくれます。そこでできる限りのファンを作っておけば、開業した後も患者は勝手についてきてくれる上に、知名度も高まった状態で開業できるので、開業後の広告にかける労力や費用を最低限に抑えることができます。

 

こういったところに目をつけて、開業を前提として美容外科に転身する医師も数多く存在します。

 

自分が描きたいキャリアプランを事前に考え、それが叶いそうな医院に転職をすれば、開業への道も遠くありません。

 

 

美容外科の平均年収は一般より高め

 

自由診療が中心となる美容外科は、一般的な外科や内科等と比較して儲かる職種です。収入も、一般の給与テーブルとは大きく異なり、勤務医でも飛躍的に高額な給与を得ていると言われています。

 

一般的には階級制度が敷かれている医師の給与ですが、美容外科の場合は、患者からの人気が高ければ青天井となることも多く、若いうちから高収入を得られる可能性があることも特徴のひとつです。

 

開業するとなると更に高い年収を得ることもでき、うまくいくと年収が1億円を超えるケースも出て来ます。これは医師の中でもトップクラスの年収であり、勤務医ではほぼ不可能な年収となってきます。

 

 

稼げる人と二分されるのも事実

 

かといって、美容外科医になりさえすれば稼げるというのは当然誤り。美容外科は手先の器用さや美的センス、患者とのコミュニケーション能力等、一般の医療の現場と求められる素養が異なってくるため、転職前は評価されていても美容外科に転身した結果評価されなくなってしまう可能性もあるのです。

 

医師の中でもトップクラスの年収を得ている美容外科医が存在する一方で、鳴かず飛ばずのままひっそりと美容外科医を続ける医師や、開業して借金を背負ってしまう医師もおり、厳しい世界であるとも言えます。

 

美容外科医を目指すのであれば、患者にウケそうな自分の素養をよく見つめる必要があります。話が下手くそでも職人気質で丁寧な手術ができるとか、麻酔を熟知しているので安心して手術ができるとか、売り文句となりそうな部分をピックアップしておくといいでしょう。

 

 

 

勤務医と比較すると非常識な時間外労働は少ない

 

当直があり、急患があり、という内科や外科等と比較すると、美容外科は基本的に健康な患者を相手にするため、激務化しにくいのが事実です。美容外科医として人気を博している医師は、信じられないほどの数の患者を診ていることもありますが、これも予約の入れ方を工夫すればいいだけなのである程度の調整が可能です。美容に興味がなくても、きっちりとした休みを確保できること、深夜まで残業する必要がない割に高い年収を得られること、そういった部分に惹かれて美容外科を志す医師も少なくありません。

 

ただし、人気商売でかつ最新の術式や器具等がめまぐるしく展開される業界のため、日頃の勉強は必須。勤務医として言われたことだけをこなしていた方には、常に学ぶ事が多くて負担に感じるかもしれません。

 

精神的には苦痛だと感じる医師も多い

 

ただし、医療行為を行っていた現場から美容外科へ転身してくると、精神的に厳しいと感じる医師も多いのです。

 

今までは患者の不調をカウンセリングし、病名と適切な治療方法をアドバイスし、治療を行う、と言った医師側が主体となる治療行為が中心であり、患者側にもそこまで知識がないことが多いため、患者はおとなしく治療を受け治れば感謝された、というケースが多かった医師も、美容外科ではそうはいきません。

 

美容外科の患者の特徴として、美容に関する知識や他の医師の情報、リスク等をとにかく徹底して調べている可能性が高いこと、美意識が人それぞれ異なるために、よかれと思って行った治療でもクレームを言われる可能性が高まることです。一般的な医療行為では、治療を行うことで、それ以前より悪化することはあまりありませんが、美容外科の場合は「治療前に戻して欲しい」と言われることも多く、実はかなり大変な仕事なのです。

 

美容外科へと転職を考えている場合は、これらのことを考慮に入れて行動にうつすことをお薦めします。

 

まとめ

今回は、医師が美容外科に転職(転科)する場合について、時期や給料、雇用形態という3つの面からお話ししました。

 

看護師と異なり、医師の転科には時間的にもキャリア形成にも非効率的でリスクを伴います。そのため、金銭的な理由のみで転科するのは考えものです。一方で、美容外科になりたいという強い希望があればどの時期からでも不可能ではありません。一度きりの人生です。悔いのないように科を選びましょう。

 

 

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